真空技術部 コンポーネント開発課
日原 涼
RYO HIHARA
2016年入社
出身:工学部機械システム工学科卒
キャリア:技術本部真空技術部コンポーネント開発課(現職:今年で4年目)
Q1
現在担当している仕事は?
ミラプロ独自の高度な技術とノウハウで、環境に優しいモノづくりに挑戦
さまざまな場所で活用されている真空技術。身近なところでは、魔法瓶にも用いられています。所属しているコンポーネント開発課は、保温性が高かったり、結露が発生しなかったりといった、特殊な機能を持つ工業用配管の開発を担当しており、ミラプロ独自の真空技術や高度な溶接技術を駆使し、既存製品の改良や、新たに製品を創り出したりすることが、私の仕事です。
例えば、従来の配管の保温性を高めることで、保温に必要な電力量が削減されるなど、工業用の配管の改良や開発は、製品の機能向上や企業のコストダウンに直結するだけでなく、省エネルギーをも可能にします。地球環境問題にもつながる重要な課題であり、地球に優しいモノづくりを通して地域や社会にも貢献できる、素晴らしい仕事だと思っています。
Q2
一番うれしかったエピソードは?
心強い支えがあるからこそ、果敢に挑戦できる環境
製品の設計から作図までを担当する機会を頂きました。初めは意気揚々と取り組んでいたのですが、失敗を重ねるうちに不安が募り、次第にモチベーションも下がっていきました。
行き詰まりを感じていた頃、先輩社員の方から「同じ失敗でも、そこに自分なりの意図があるのと無いのとでは得るものが違う。僕らがフォローするから、もっとアグレッシブにチャレンジしていこう」と声を掛けていただきました。
おかげで気持ちをたて直すことができ、無事、製品を形にすることができました。研究開発は、諦めず追及していくことで道が拓ける仕事なのですが、失敗すれば落ち込み、不安になることもあります。そんな時さりげなく励ましの声をかけてくれる力強く心温かい先輩に囲まれ、自信を持って仕事に向き合えていることに、幸せを感じています。

Q3
ミラプロを選んだ理由は?
ものづくりを通して、自身の可能性を広げていける
生まれ育った山梨で就職し地域や社会に貢献できればと考え、就職活動を始めました。
ミラプロを知ったのは、業種や職種を限定せず、いろいろな企業を見てみようと参加した合同企業説明会でのことです。
人事担当の方から、「経歴よりも入社後どれだけ熱心に仕事に取り組むかが重要だ」というお話を聞き、頑張れば頑張っただけ評価してもらえる企業なのだと興味を持ちました。そして、会社説明会で、ミラプロが国家的なプロジェクトである「重力波観測プロジェクト」に携わっていると聞き、高校時代に授業の一環で見学したカミオカンデの壮大な装置と当時の感動が蘇り、グイグイと引き込まれていきました。
さらに、就職活動を通して、当初は自覚していなかったものづくりへの情熱が沸々と沸き上がり、本当にやりたいことができるのはミラプロだと考えるに至り入社を希望しました。
Q4
皆さんへのメッセージ
大学で勉強したからとか、これが好きだからと、最初から決めつけてしまうのはもったいないと思います。世の中には、自分の知らない会社や仕事もたくさんあります。
就職活動は、多くの企業を知り、今まで知らなかった業界とも出会えるチャンスなので、できるだけ多くの業界や企業の説明会に参加するとよいと思います。心が折れそうになることがあるかもしれませんが、自分の能力を最大限に引き出せる企業と巡り会えることを信じ、悔いの残らないよう頑張ってください。

その他、先輩社員インタビュー